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2011年1月26日水曜日

食料に関する洗脳を考える その4

果物を食べてみると、果物は種のまわりに甘さ成分を集める習性があるように思う。果物としては、種のために集めている栄養分であるが、人間には甘さとして感じるのだろう。現代人は、甘さというと、人工物である「砂糖」を基準に考えてしまうが、甘さとは植物の種のまわりに集める習性にしか、自然界には存在していないように思う。

砂糖は、サトウキビの甘さ成分を抽出して乾燥させたものにすぎないだろう。東南アジアでは、サトウキビではなく、豊富にあるココナッツの果実から、甘さを得るのが基本だ。バナナの甘さを利用する手もある。バナナは熱すると、甘さが増して美味しい。甘さを求める対象は、「砂糖」である必要はないのだ。先日、バナナの甘さを利用したアップル・スクランブルを食べたが、非常に美味しかった。東南アジアに住む西洋人のアイディアだと思うが、素晴らしいアイディアだと思った。

赤道近辺の地域は、一年中暖かいから、植物がよく育つ。ということは、食料は豊富にある。おもしろいことは、赤道付近の食料がよく育つ国々の通貨レートは、世界的に低い。その結果、豊富にある食料を、寒い地域の先進国が安く買い取る。それが、世界の構図、となっている。

同時に、赤道近辺の食料が豊富にある温暖な国々は、衛生面で問題があったり、危険な地域であったり、貧乏であったり、そういったイメージで洗脳されつくされている。それに加えて、最近はテロという言葉も加わった。仮に衛生面に問題があったとしても、豊富な太陽光線の下、それ以上に植物が元気なので、そういった植物を栄養にしている人は、免疫力は高く、もっと元気な気がする。貧乏であるのは、通貨レートが低く設定されているからだ。

多くの人が、自分で考えず、メディアから与える自動連想パターンを植え付けられてしまうので、その地域と強烈なイメージをくっつけて報道すると、そのイメージしか持たなくなる。だから、多くの人がそういう国に近づかないし、外国と言えば欧米に向かってしまう。まあ、私もそうだったから、他人の事をとやかく言えるわけではありませんが・・・。

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