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2011年1月17日月曜日

メジャーの日本人投手に対する評価 その1

メジャーの日本人の右投手に対する評価は、ここ数年でガタ落ちしました。2008年にメジャー契約した小林雅、薮田、福盛、2010年の五十嵐、と、年間数億円の投資に対して、ほとんど1軍で活躍できませんでした。右のリリーフ投手として活躍しているのは、日本では主に先発だった上原浩治投手と、マイナー契約から這い上がった斉藤隆投手のみです。

日本でもアメリカでも、良い投手から順番に、先発、クローザー、セットアッパー、ロングリリーフ、負け試合に投げるモップアップ、という役割を分担していくでしょう。先発、クローザーは適正もあるので、どちらが優れている、とは一概に言えませんが、クローザーの次のレベルの投手がセットアッパー、そのまた次のレベルの投手がロングリリーフや負け試合に投げる、ことになります。

その中で、日本人がメジャーで通用するとしたら、トップレベルの先発、クローザーのごく一部、それと、リリーフ投手なら左投手、という見方になってきた気がします。近年、日本のエース級の先発投手でさえ、松坂はローテーション入りギリギリの状態、井川はずっとマイナーで飼い殺し状態、セリーグを支え続けた黒田、上原、川上、の3投手でさえ、メジャーで立派に先発投手として活躍しているのは黒田のみで、川上も40人枠から外れて、今年は契約は残っているのにメジャーの戦力構想には入っていないという、飼い殺しの可能性を秘めた危険な状態です。

近年、活躍した岡島投手や高橋尚成投手は、左のリリーフ投手です(高橋尚成投手は、昨年先発もしたが、リリーフの評価のほうが高い)。今オフ、元日本ハムの建山投手がテキサスレンジャーズと契約しましたが、日本人特有の横手投げ投手だから、と言われています。その建山投手でさえ、メジャーの資格がある40人枠には入っているけど、1軍25人には保証されていない契約です。実績を残して、競争でメジャーを勝ち取る、しかないわけです。 --> 続く

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