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2011年5月4日水曜日

自民党で脱原発を唱える河野太郎氏

自民党衆議院議員の河野太郎氏が、ビデオ・ニュース・コムのゲストで出演していました。原子力発電所を推進してきた自民党内に、原発に反対している議員がいることを初めて知りました。

河野太郎氏は、「原発反対」ではなく、「核燃料サイクル反対」である、と主張しています。このあたりが、非常におもしろいです。「原発反対」と言うと「おまえ、共産党か」で片付けられてしまうが、「核燃料サイクル」と言えば日本の原子力政策の中身を聞いてもらえるからみたいです。


「ウラン燃やすのも、プルトニウム燃やすのも同じなんだから。電力を取るんだ。」[7:50]
「核燃料サイクルの意味が分かるのは、議員の1割も居ない。」[9:25]
議員は、原子力の意味が分からない、本当に馬鹿だらけな実態が暴露されています。

[11:05]あたりからの「核燃料サイクル」に関する説明は必見です。「高速増殖炉もんじゅ」は爆発の危険がつきまとうナトリウムで冷却しなければいけない、再利用出来る見込みのない危険なプルトニウムを生み出し続ける「六ヶ所村の再処理工場」、それが、福島第3原発のMOX燃料(再利用出来るプルトニウムはたった1割)に結び付いている、という流れがよく分かります。本当に、危険なリスクをおかして、まるでメリットのないバカバカしい事をやっています。本当に、日本の原発推進派の政治家は、馬鹿だらけです。

[37:40]電気料金は、電力会社が投資した金額の3%上乗せした金額になる仕組みだそうです。つまり、コストを掛ければ掛けるほど、電気料金を高く出来て、会社も儲かる。本当に、バカバカしい仕組みです。


原子力発電所を誘致している議員は、公共事業と一緒で、建設する企業の利益、それが、まわりまわって自分に入ってくる利権しか考えていないようです。日本の政治家は、日本全体を考えられるスケールの大きい政治家はいなくて、地元(自分)に利益を引き込むことしか考えていない、ということのようです。

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