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2011年5月6日金曜日

3.11震災体験メモ2:大地震への備え

震災直後、避難所に充分な物資も届かず、スーパーやコンビニやガソリンスタンドに在庫が無くなっても補充されない状況を見て、これはサバイバルだな、と認識を改めます。なぜなら、ガソリンや、食料品、水等、生活必需物資の不足は、私は意図的に演出されたものだと思っているからです。ものすごく、悪意のある意図が働いている、そんなことをずっと避難所で考えていました。

サバイバルとなった時に必要なもの、生きるために最低限必要と思われるものは、「水、食材、電気、燃料(ガス、灯油)、情報源(電話、ラジオ)」あたりでしょうか。そのうち、我が家で確保出来ていたのは、食材と、燃料(ガス、灯油)、電池式ラジオのみでした。

ところが、灯油は充分に買ってあっても、電気がないと石油ファンヒーターは点火出来ません。水は井戸水なのですが、ポンプの動力が電気なので、電気がないと汲み上げる事ができません。電気がないと生活出来ない生活システムは、本当に危険です。避難所で出会った方の中で、家がオール電化だと話されている方がいました。オール電化は最悪です。電気が通るまで、料理も出来ないわけですから。すべての生活システムにおいて、なるべく、電気がなくても大丈夫な仕組みづくりを考えておく必要がありそうです。

ガスは、都市ガスより、プロパンのほうが良いです。なるべく、クローズしたシステムのほうが、修復が早いからです。水も、水道より、井戸水のほうが良いです。地震から約2ヶ月経っても、水道の復旧が遅れている地域がまだありますから。電話も不通の状態が続きました。ラジオも、乾電池の本数が充分になかったので、ずっとスイッチオンにしておくほどの余裕がありません。ですので、かなりケチケチしながら、ラジオを聞いていました。

停電している間、近所でガソリンを燃料にしたポンプを持っている家があって、井戸水を分けていただき、とても助かりました。しかし、初歩的なミスですが、我が家には、水を数十リットル入れられるような容器自体がなく、せっかくのご好意を充分に受ける事が出来ませんでした。

以上、私が用意しておけば良かったな、と思う物は、電池着火式の旧式のストーブ、充分な数の乾電池、水を入れる数十リットルの容器、あたりでしょうか。

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