下の動画は、長崎大学の研究グループが、1945年に長崎に落とされた原爆によって死亡した人の細胞から、今も放射線が出続けている写真撮影に成功した、というニュース映像です。
この中で、既に死亡した人の細胞組織から、60年以上経過しても、既に死んでいる人の細胞組織から、放射能が出ている写真です。これが、内部被曝の怖さなんです。
内部被曝に関して、「死の灰」という単語がよく使われますが、この単語が誤解を招きやすく、実態を掴みにくくしている気がします。
「死の灰」は、正確には「放射性物質の微粒子」ですが、せめて「死の微粒子」にしたほうが、実態が掴みやすくなる気がします。
「灰」というと、目に見える大きさで灰色のもの、をイメージしてしまいますが、「微粒子」にすれば、目に見えないもの、というイメージが掴みやすくなりますからね。
また、長崎に落とされた原爆はプルトニウム爆弾だったので、当然この「死の微粒子」の成分は、プルトニウムです。
この細胞のサンプルを取られた人は、長崎の原爆で、呼吸などによってプルトニウムの微粒子を取り入れて、内部被曝してしまったのです。プルトニウムは半減期が長く、非常にやっかいな放射性物質です。外出する時は、できる限りマスクをして、内部被曝を最低限に済ませたいものです。
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