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2011年2月6日日曜日

為替レートから見たその国の経済レベル その3

東南アジアの中では、タイ、マレーシア、台湾などは、1タイバーツは約3円、1マレーシアリンギットは約30円、1台湾ドルは約3円、なので、3を基本として考えれば良い国々、つまり、「3の国」と分類している。為替レートだけ考えると、タイ、マレーシア、台湾は、ほぼ同じ経済レベルの国と言える。

私が一度も行ったこともないか、行ったことがあっても短い滞在だった国に、「2の国」や「1の国」も存在する。為替レートから推測すると、フィリピンは「2の国」で、ラオス、インドネシアなどは「1の国」だと思われる。これらの国に長期滞在したわけではないので、感覚的にはっきりしたことは分からない。

日本から見ると、タイやマレーシアを、「貧しい国」というイメージを持っている人がいるかもしれないが、タイやマレーシアには、ミャンマー、ラオス、インドネシア、フィリピン等から、多くの出稼ぎが来ている。資本主義の原則として、為替レートが低い国から高い国へ出稼ぎに行く。出稼ぎというのは、多く稼いで、少ない出費で生活できる自国に仕送りしなければ、利益があがらないから当然のことだ。

資本主義とは、どこも仕組みは一緒で、雇う側から考えてみれば、労働コストは安く抑えたい、肉体労働などの単純労働は出稼ぎに任せる、という構図が出来上がっていく。だから、利益を求めれば、どうしてもその構図に収束していく。

もう一つ不思議なことは、情報統制によって、日本から見たら経済レベルが隣同士の国は身近に感じるが、遠く離れた例えば「1の国」の情報はかなり少ないか、または、ものすごく危険な国であるかのように報道されている。そういった情報によって、意図的に近寄らせないようにしているとしか思えない。とは言え、私もまだフィリピンやインドネシアの観光地ではない地域には訪れたことがないので、その国の経済感覚は掴めていないままだ。

2011年2月5日土曜日

為替レートから見たその国の経済レベル その2

アメリカとヨーロッパをおおまかに「10の国」と定義したが、その時々によって為替レートが変わるので、現在のアメリカは「8の国」になっているし、ユーロは「17の国」から「11の国」まで落ちてきた。ということは、私たち日本人にとっては物価が以前より安く感じ、滞在しやすい、という意味である。

実は私は、イギリスには行ったことがない。イギリスは最近まで「20の国」で、日本から見たら物価が非常に高く感じる国だった筈だ。滞在したことがないので実際の感覚は分からないが、おそらくイギリスの物価は日本の2倍に感じることだろう。最近の円高で、イギリスも「12の国」くらいにまで落ちてきたので、イギリスに旅行に行くなら今がチャンスだろう。

その次の経済レベルとして、6、7、8を基本として考えれば良い国々がある。大雑把ではあるが、私はこれらの国々を「7の国」として分類している。厳密に言うと、スイス、カナダは「8の国」、オーストラリア、シンガポールは「7の国」、ニュージーランドは「6の国」、ぐらいだろうか。

オーストラリアに行くと、日本でいう100円の感覚、つまり、アメリカの1ドルの感覚を、オーストラリアでは1オージードルの感覚に持ち込めば、無難に滞在できる。つまり、日本で100円で買える物が、オーストラリアでは1オージードルで買える、という意味だ。結果的に、オーストラリアでは日本よりも物価が7割程度に感じる。だから「7の国」なのだ。同様に、「6の国」であるニュージーランドでは、日本の6割くらいの感覚で過ごせるので、オーストラリアよりも物価が安く感じる。

日本円とアジア圏の為替レートを見ると、東南アジアの中で、香港、シンガポールの為替レートは、飛び抜けて高い。これは、もともとイギリス領だった狭い地域が独立した形をとっていて、狭い地域だから可能になっているのだろう。私は、香港に行ったのは12年くらい前なので、実際のレート感覚は忘れてしまったが、私の「為替レートから読む経済レベルの法則」では、香港は「10の国」に分類される。日本と同じくらいの物価感覚だろうか。シンガポールは、法則通り「7の国」の物価感覚だ。

2011年2月4日金曜日

為替レートから見たその国の経済レベル その1

私は、各国の経済の強さは、ほとんど為替レートによって決まってしまうのが、現在の世界経済だと思っている。この2年間くらいの為替レートを見ると、米ドルは1ドル80円~110円あたりを推移し、ユーロは110円~170円、ポンドは120円~220円、オージードルは60円~100円、ニュージーランドドルは50円~80円、スイスフランは70円~100円、カナダドルは70円~110円、香港ドルは11円~14円、シンガポールドルは60円~80円を推移している。(ひまわり証券のデータより)

外国に出掛けると、まず気にするのは、その国の為替レートだろう。私は今まで、三十数カ国に行ったことがあるが、日本でいう100円の感覚を、アメリカでは1ドルの感覚に、ヨーロッパでは1ユーロの感覚に持ち込めば、無難に滞在できるように思う。それが証拠に、日本では100円ショップがあるが、ヨーロッパでは1ユーロショップがあった記憶がある。アメリカにも、たしか99セント・ショップ(ほぼ1ドル・ショップ)があった気がする。

つまり、日本で100円で買えるものが、アメリカでは1ドルで買え、ヨーロッパでは1ユーロで買える、そんな経済構造になっているように思う。もちろん、これは大雑把な見方であり、その国で生産していたり、得意な商品は価格が安く、その国にとって稀少だったり、輸入している商品は価格が高くなるのが、経済の原則だろう。

そのような理由で、私が今まで行ったことがある国の経済(物価)レベルを、円に対する為替レートによって、おおまかに「10の国」「7の国」「3の国」に分類している。アメリカや、ユーロ圏のヨーロッパ諸国は「10の国」だ。「10の国」とは、日本と比較して10割の意味で、日本と同じ経済レベル、物価が同じくらい、という意味だ。