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2011年1月16日日曜日

解決の鍵は「疑問」(エ次元)

そう、一生、「疑問」に思わなければ、それはそれで幸せな人生かもしれない。だから、逆を言えば、鍵は「疑問」だ。「疑問」を感じたら、その「疑問」をとことん追い詰めることだ。

まず「疑問」を感じたら、「知識」「理屈」「常識」「周囲の評価」(オ次元)をとりあえず静かにさせて、「疑問」を感じた対象に注意の焦点(フォーカス)を伸ばし、じっくりと吟味して、いろいろと調べてみることだ。その行動は、エ次元の動きだ。

問題は、対象の「疑問」解きの興味エネルギー(エ次元)が、「知識」「理屈」「常識」「周囲の評価」(オ次元)の拘束エネルギーを上回る事だ。オ次元の拘束エネルギーが上回ると、元の状態に戻ってしまう。

一般的に、「知識」「理屈」「常識」「時間」(オ次元)で、知覚(エ次元)を否定する。これが、大多数の日本人の意識構造だろう。これが逆転して、エ次元の「疑問」の謎解きエネルギーが、オ次元の拘束エネルギーを上回ると、対象に対する新しい理解が得られるだろう。

その時得られた「対象の理解」は、オ次元で持っていた「知識」ではない。オ次元の「知識」は、対象にまで注意が行き届いていない「間違った理解」だ。思い込みだ。対象にまで注意が行き届いた上での「対象の理解」は、「正しい理解」(エ次元)だ。コトタマでは、「実相」は万人にとって、一つ、だ。それはエ次元の意識になって、初めて共有できる。

「対象」を知れば、自ずと行動は変わる。私は、ある食品の原材料を知った途端、ずっと止められなかった甘いお菓子もすぐに止められた。「対象」を知れば、食べる気にはならなかった、ので、まったく無理はなかった。

その前段階として、まず、「疑問」を感じなければ、可能性がない。だから、抱いた「疑問」を「理屈」で封じ込めたりせず、とことん対象を調べてみると良い。それしか、解決策はないだろう。

反対に、「疑問」を持っていない人に、無理に話をしても、話が通じない。興味、関心事、注意の焦点(フォーカス)が当たっている物事が違うのだ。相手は、エ次元以外のオ次元、ア次元、または「欲求」「競争原理」優先のウ次元を優先して生きている。それを理解して接すれば、何も問題ない。

オ次元優先の日本人

タイに滞在していると、日本人がコトタマでいうオ次元に支配されている人種であることがよく分かる。オ次元というのは、「知識」「理論」「法則」「常識」「法律」の次元で、日本人は、このオ次元を動機として行動している人が多いように思う。

一方、タイ人を観察していると、ア次元を優先している人が多いように見える。ア次元というのは、個人的な「快楽」「快感」「幸せ」の次元で、タイ人はとにかく理屈(オ次元)を優先しない。タイ人は気分が乗らなければ仕事などしない(日本人は時間になったら仕事に行く)、食べたい時に食べる(日本人は時間になったら食べる)、というような違いだ。「時間」によって動くのも、オ次元に支配されている動きだ。簡単に言うと、「気分」によって動くのが、ア次元の動きだ。

例えば、市場で、売り場で昼寝しているおじさん、おばさんを、よく見かける。昼寝をしているのは、売り手側のおじさん、おばさんだ。こちらが何か買おうと思っても、売り手側のおじさんが寝ていて、お金を払えない。見かねた隣のお店のおばさんが来て、お金を受け取ってくれる、というシーンがよくある。仕事中でも、眠ければ寝る。「気分」のア次元優先だ。

「気分」によって動く、などと言うと、多くの日本人は、それじゃ仕事にならない、という反応が出てくるだろう。もうその時点で、仕事とは○○であるべきだ、という「理屈」「常識」(オ次元)に支配されている。

また、タイ人は、雨が降ってきたら、外に出掛けるのを遅らす。時間を守らなければいけない、という「時間」「規則」の考え(オ次元)など弱いものだ。自然に忠実、と言ったらそれまでだが、雨の中出掛けたくない「気分」(ア次元)を優先させている。

それが良い悪いはともかくとして、ここが、多くの日本人がタイ人を理解できない原因だろう。一般的に、日本人はオ次元を動機に行動する事を(人間として)当然、と思い込んでいる人が多い、ように思える。他の次元を理解し、どの次元を優先させているか、を理解していると、腹が立つ事はない。