前回記事でのドイツの原子力関係者も、日本の政治家や東電もそうですが、組織のお偉い人間はピラミッド型の三角形に支配されているので、相手(大衆)を見るわけではなく、ピラミッドの上からの意向を、さも自分の意見のように自信満々に言います。コトタマでいうと「ウ」次元の動きです。欲、金(経済)、競争原理、生存競争、を動機とした動きをします。
そもそも競争原理ですから、相手を助けるようなことはせず、組織のトップの意向に沿うロボットです。そういった血も通わない支配されたロボットだけが、昇進し、組織のトップになっていきます。残念ながら、東京大学も、東京電力も、医者も、一流と思われていた組織は、みんなその程度だということを露呈してしまいました。でも、それが事実なんです。
私たちは、義務教育で、「民主主義とは国民に主権がある」、「政治家は国民のための政治をしている」と教わります。本当に政治家がこの通りの動きをするなら、コトタマでいう「エ」次元の動きです。思いやりがあり、愛があり、本当に相手のためになることをする、真の政治家です。本来のスメラミコトの役割です。人間性を一番重視した動きです。
でも残念ながら、現在の社会では、人間性に欠けているけど命令に忠実に動ける犬やロボットが、組織のトップ、国のトップに立っているのに、一般大衆は、政治家は自分たち国民のために仕事をするもんだ、と思い込んでいるところに悲劇があると思います。加えて、日本という国も、東電ごとき組織も、自分たちだけでは何も判断出来ない、ピラミッドの中腹(もしかしたら三合目)あたりにいるんです。日本のトップ、組織のトップという事自体が幻想なのです。
最近ツィッターを見ていて思う事は、「○○は××するべき」という発言は、「こうあるべき」と洗脳された概念や理想に近づけるためには、○○は××してくれないと理屈が合わない、と言っているようなものです。例えば、政府は子供たちを避難させるべき、という考えは、政府は子供を守るものだ、と思い込んでいるから出てくる発言でしょう。そうではなくて、政府が20mSvに上げた、という行動、そして福島に悪名高い医者を派遣した行動から見れば、政府が国民のためにある組織か、もっと向こう側にあるピラミッドのためにある組織か、答えは明白な筈です。
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