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2011年6月16日木曜日

お気に入り動画:源八おじさんとタマ

脱力系反原発アニメーション『源八おじさんとタマ』シリーズ、だニャ~。
なかなかよく出来ていて、気に入ってしまったニャ~。

まず、その1のテーマは「原発なくても電気は大丈夫」。
テレビに騙されちゃ、ダメだニャ~。


その2のテーマは、CO2詐欺について。
「原発は、発電量の2倍の熱量で、海を加熱している」
分かったか、ニャ~。


その3のテーマは「放射性廃棄物」。
「無責任にゴミを出すのはやめましょう」、だニャ~。


その4のテーマは「地震」です。
「原子力発電所は安全です、原子力発電所は安全です」
もはや、笑えないテーマ、だニャ〜。


その5のテーマは「津波」です。
「原子力発電所は安全です、原子力発電所は安全です」
もはや、終わってるニャ~。

2011年6月7日火曜日

25年後の「フクシマ」:高世 仁

いやぁ、ジャーナリストの行動力って、凄いですな。解決が見えないフクシマはさておき、4月上旬に事故から25年たったチェルノブイリまで取材しに行き、今後のフクシマの教訓にしよう、というドキュメンタリーです。

高世 仁というジャーナリストですが、テレビで放送してもらえなかったのでYouTubeにアップした、とご本人のツィッターで流れておりました。

まだ解決が見えないフクシマですが、このチェルノブイリの映像を見て、25年後のフクシマをイメージするしかないですね。







2011年6月5日日曜日

放射線の怖さを知る欧州人、何も知らぬ日本人

下の動画は、もうかなり古いニュースになりますが、3月15日、フランス政府がエールフランス航空に臨時便を4便出させてフランス人を日本から退去させた。ドイツは、ルフトハンザ航空の成田発着を取り止めて、関空発着に切り替えた。この対応の早さは、「見えない敵」である放射能の怖さをよく知っていたからだろう。


次の動画も、フランス政府が特別チャーター便を4便用意した、というニュース。このインタビューに出てくるフランス人は、家族がとにかく心配していて、とにかく早く帰れ、と言われていると。

「お父さんは心配だから、帰って、帰って、と言った」

「旦那のお母さんから電話があって、ここ大阪なのに、地震の映像と原発の映像を見て、お母さんも妹さんも泣いてて、とりあえず戻ってきて、と」

「原発の問題は、フランス、ヨーロッパでは敏感。チェルノブイリもあったし」

人々の放射線に対する理解の深さが、この時点で違っていた、と感じます。


次の動画は、主にデンマーク大使館が東京から大阪・広島に移動していることを伝えるニュースですが、この0:27あたりのインタビューで、

「国に戻りたいです。放射線が怖いです!

彼女の表情から、本気で怖がっているのが分かります。3月19日は、まだ余震が続いていた時期でしたが、彼女が怖がっていたのは、地震じゃなくて、放射線だったんです。


共通して言える事は、彼ら欧州人が怖がっていたのは地震ではなくて、放射線であること。おそらく、チェルノブイリを経験したからこその経験則なのでしょう。

一方、日本は広島・長崎の経験からは、ピカドンの原爆の怖さだけが伝えられていて、放射線の怖さとしては充分に伝えられていませんでした。悪い言葉で言えば、その無知さ加減が、対応の遅さ、を招いている気がします。

2011年6月3日金曜日

不気味な黒澤映画「夢:赤冨士」

黒澤明監督の1990年公開の映画「夢」は、8話からなるオムニバス映画で、
問題の「赤冨士」はその「6」話目。
配給元がワーナーブラザースというのも不気味ですし、
これは単なる黒澤明監督の夢、警告ではなくて、
計画的な実施予告だったとしか思えません。
何しろ、「あの発電所の原子炉は6つある」のですから。

この映画では、放射性物質に着色できる設定にしてしまっていますが、
今、現実に起きている出来事では、人間の五感では全く感知出来ない。
まったく見えない、匂わない。
しばらくたって、身体の反応があって、
初めて放射能の影響だったことが分かる。
本当に、放射能は恐ろしい。

下にセリフを文字にしてありますが、
映画の一場面のセリフとして聞くと、恐ろしさは倍増します。


「何があったんすか?」
「何があったんですか?」

「噴火したのか、富士山が」
「大変だ」

「もっと大変だよー」
「あんた知らないのー?」
「発電所が爆発したんだよー。原子力の」

「あの発電所の原子炉は6つある」
「それがみんな、次から次へと爆発を起こしてるんだ」

「狭い日本だ」
「逃げ場所はないよ」

「そんなことは分かっているよ」
「逃げたって広がる」
「でもねえ、逃げなきゃしょうがない」
「ほかにどうしようもないじゃないか」

「これまでだよ」

「でも、どうしたんだろ?」
「あの大勢の人たちはどこへ行ったんだ?」
「みんなどこへ逃げたんだ?」

「みんなこの海の底さ」
「あれはイルカだよ」
「イルカも逃げているのさ」

「イルカはいいねぇ」
「泳げるからねぇ」

「ふっ、どっちみち同じことさ」
「放射能に追いつかれるのは時間の問題だよ」
「来たよ」

「あの赤いのはプルトニウム239」
「あれを吸い込むと1千万分の1ミリグラムでも癌になる」
「黄色いのはストロンチウム90」
「あれが身体の中に入ると、骨髄に溜まり白血病になる」
「紫色のはセシウム137」
「生殖腺に集まり、遺伝子が突然変異を起こす」
「つまりどんな子供が生まれるか分からない」

「しかしまったく人間はアホだ」
「放射能は目に見えないから危険だと言って、」
「放射性物質の着色技術を開発したってどうにもならない」
「知らずに殺されるか、知ってて殺されるか、それだけだ」
「死神に名詞もらったって、どうしょうもねえ」
「じゃ、お先に・・・」

「君、待ちたまえ!」
「放射能で即死することはないっていうじゃないか」
「なんとか、、、」

「なんともならないよ」
「ぐじぐじ殺されるより、ひと思いに死ぬ方がいいよ」

「そりゃあー、大人は十分生きたんだから死んだっていいよー」
「でも、この子たちはまだいくらも生きちゃいないんだよー」

「放射能に冒されて死ぬのを待っているなんて、」
「生きているうちにはならないよ」

「でもねえ」
「原発は安全だって。危険なのは操作のミスで、原発そのものに危険はない」
「絶対ミスは犯さないから、問題はないって抜かした奴は、許せない!」
「あいつらみんな縛り首にしなくちゃ」
「死んだって死にきれないよー」

「大丈夫。そりゃー、放射能がちゃんとやってくれますよ」
「すいません」
「ぼくも縛り首の仲間の一人でした」

「あ〜〜〜」

2011年6月2日木曜日

大衆が求める政治家はエ次元、現実の政治家はウ次元

前回記事でのドイツの原子力関係者も、日本の政治家や東電もそうですが、組織のお偉い人間はピラミッド型の三角形に支配されているので、相手(大衆)を見るわけではなく、ピラミッドの上からの意向を、さも自分の意見のように自信満々に言います。コトタマでいうと「ウ」次元の動きです。欲、金(経済)、競争原理、生存競争、を動機とした動きをします。

そもそも競争原理ですから、相手を助けるようなことはせず、組織のトップの意向に沿うロボットです。そういった血も通わない支配されたロボットだけが、昇進し、組織のトップになっていきます。残念ながら、東京大学も、東京電力も、医者も、一流と思われていた組織は、みんなその程度だということを露呈してしまいました。でも、それが事実なんです。

私たちは、義務教育で、「民主主義とは国民に主権がある」、「政治家は国民のための政治をしている」と教わります。本当に政治家がこの通りの動きをするなら、コトタマでいう「エ」次元の動きです。思いやりがあり、愛があり、本当に相手のためになることをする、真の政治家です。本来のスメラミコトの役割です。人間性を一番重視した動きです。

でも残念ながら、現在の社会では、人間性に欠けているけど命令に忠実に動ける犬やロボットが、組織のトップ、国のトップに立っているのに、一般大衆は、政治家は自分たち国民のために仕事をするもんだ、と思い込んでいるところに悲劇があると思います。加えて、日本という国も、東電ごとき組織も、自分たちだけでは何も判断出来ない、ピラミッドの中腹(もしかしたら三合目)あたりにいるんです。日本のトップ、組織のトップという事自体が幻想なのです。

最近ツィッターを見ていて思う事は、「○○は××するべき」という発言は、「こうあるべき」と洗脳された概念や理想に近づけるためには、○○は××してくれないと理屈が合わない、と言っているようなものです。例えば、政府は子供たちを避難させるべき、という考えは、政府は子供を守るものだ、と思い込んでいるから出てくる発言でしょう。そうではなくて、政府が20mSvに上げた、という行動、そして福島に悪名高い医者を派遣した行動から見れば、政府が国民のためにある組織か、もっと向こう側にあるピラミッドのためにある組織か、答えは明白な筈です。

2011年6月1日水曜日

放射能と白血病の因果関係

1986年のドイツで、公にされていない放射能漏れ事故があり、クリュンメル原子力発電所とGKSS原子力研究所の近くで、子供の白血病が多発した、その因果関係を追求したドキュメンタリー番組です。

実は、私の祖母が、70歳を超えてもすごく元気だった祖母が、突然1987年に死んでしまったんですね。ずっと元気で、ピンピンしてたのに、1987年の夏頃から衰弱して、ほんの数ヶ月後の年末にそのまま死んでしまった。死因は白血病でした。

今となって、初めて繋がってきたのですが、もしかしたら祖母の白血病は、チェルノブイリに原因があったんじゃないか、と。なんか、突然死んでしまった、という私の疑問が、やっと、線が繋がってきた印象です。

この動画の中で、ドイツの原子力施設近くで、ころころ転がる、球状の核燃料が見つかるのですが、ドイツ原子力関係者が証拠を見て見ぬ振りをする発言の仕方は、まるで現在の東電や政治家の発言そのままです。