アメリカとヨーロッパをおおまかに「10の国」と定義したが、その時々によって為替レートが変わるので、現在のアメリカは「8の国」になっているし、ユーロは「17の国」から「11の国」まで落ちてきた。ということは、私たち日本人にとっては物価が以前より安く感じ、滞在しやすい、という意味である。
実は私は、イギリスには行ったことがない。イギリスは最近まで「20の国」で、日本から見たら物価が非常に高く感じる国だった筈だ。滞在したことがないので実際の感覚は分からないが、おそらくイギリスの物価は日本の2倍に感じることだろう。最近の円高で、イギリスも「12の国」くらいにまで落ちてきたので、イギリスに旅行に行くなら今がチャンスだろう。
その次の経済レベルとして、6、7、8を基本として考えれば良い国々がある。大雑把ではあるが、私はこれらの国々を「7の国」として分類している。厳密に言うと、スイス、カナダは「8の国」、オーストラリア、シンガポールは「7の国」、ニュージーランドは「6の国」、ぐらいだろうか。
オーストラリアに行くと、日本でいう100円の感覚、つまり、アメリカの1ドルの感覚を、オーストラリアでは1オージードルの感覚に持ち込めば、無難に滞在できる。つまり、日本で100円で買える物が、オーストラリアでは1オージードルで買える、という意味だ。結果的に、オーストラリアでは日本よりも物価が7割程度に感じる。だから「7の国」なのだ。同様に、「6の国」であるニュージーランドでは、日本の6割くらいの感覚で過ごせるので、オーストラリアよりも物価が安く感じる。
日本円とアジア圏の為替レートを見ると、東南アジアの中で、香港、シンガポールの為替レートは、飛び抜けて高い。これは、もともとイギリス領だった狭い地域が独立した形をとっていて、狭い地域だから可能になっているのだろう。私は、香港に行ったのは12年くらい前なので、実際のレート感覚は忘れてしまったが、私の「為替レートから読む経済レベルの法則」では、香港は「10の国」に分類される。日本と同じくらいの物価感覚だろうか。シンガポールは、法則通り「7の国」の物価感覚だ。
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