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2011年2月4日金曜日

為替レートから見たその国の経済レベル その1

私は、各国の経済の強さは、ほとんど為替レートによって決まってしまうのが、現在の世界経済だと思っている。この2年間くらいの為替レートを見ると、米ドルは1ドル80円~110円あたりを推移し、ユーロは110円~170円、ポンドは120円~220円、オージードルは60円~100円、ニュージーランドドルは50円~80円、スイスフランは70円~100円、カナダドルは70円~110円、香港ドルは11円~14円、シンガポールドルは60円~80円を推移している。(ひまわり証券のデータより)

外国に出掛けると、まず気にするのは、その国の為替レートだろう。私は今まで、三十数カ国に行ったことがあるが、日本でいう100円の感覚を、アメリカでは1ドルの感覚に、ヨーロッパでは1ユーロの感覚に持ち込めば、無難に滞在できるように思う。それが証拠に、日本では100円ショップがあるが、ヨーロッパでは1ユーロショップがあった記憶がある。アメリカにも、たしか99セント・ショップ(ほぼ1ドル・ショップ)があった気がする。

つまり、日本で100円で買えるものが、アメリカでは1ドルで買え、ヨーロッパでは1ユーロで買える、そんな経済構造になっているように思う。もちろん、これは大雑把な見方であり、その国で生産していたり、得意な商品は価格が安く、その国にとって稀少だったり、輸入している商品は価格が高くなるのが、経済の原則だろう。

そのような理由で、私が今まで行ったことがある国の経済(物価)レベルを、円に対する為替レートによって、おおまかに「10の国」「7の国」「3の国」に分類している。アメリカや、ユーロ圏のヨーロッパ諸国は「10の国」だ。「10の国」とは、日本と比較して10割の意味で、日本と同じ経済レベル、物価が同じくらい、という意味だ。

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